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April 24, 2005

ココログのトラバ・ルール

前記事「トラバのルール」の続き。

先月、ココログの見解が示されました。

【ココログの定義】

トラックバックに関するココログ(@nifty)の考え方は以下の通りです。

~ ココログスタッフからのお知らせルームより引用 ~

「正しい使い方」とは、自分が記事Aに関連した記事を書いたときにだけ、記事Aに対してトラックバックを打ち、なおかつ自分の記事の中で、記事Aについてのリンクを貼る、という使い方です(よく勘違いする人がいますが、トラックバックを打っただけでは、自分の記事から記事Aへはリンクは貼られませんので、必ず記事中に自分で記事Aへのリンクを貼ってください)。
「間違った使い方」とはその逆、全く関連のない記事に対してトラックバックを打ち、なおかつ自分の記事の中で一切記事Aについて触れないことです。

つまり、ココログの見解としては「トラックバックを打つ際は、相手記事へのリンクが必須条件ですよ。」ということらしい。

この見解には後ほど異議を唱えるとして、先ずは、「必ず記事中に自分で記事Aへのリンクを貼ってください。」と勧告されたココログスタッフの心意気?に敬意を表したい。 ついでに、エールを送りたい。

【ルールとマナー】

何でもかんでもマニュアルに頼りがちな若い世代の日本人は、尊敬する学者や先生,ハウツー本から「こうしなさい、ああしなさい。」と言われたら素直に従うものです。 医者とか弁護士とか警察とかの「権威」に弱いのもどうか?と思いますけど、ここは一歩下がって、ブログ・サービス提供者であるココログの提唱するトラックバック・ルールを守ってみてはいかがでしょうか。

マナーでなく、あえて「ルール」と書いたのには理由があります。 多発するトラックバック・スパムの現状を鑑みると、もはや、マナーに頼ってられない状況にあると思うからです。 スパム業者に何を言っても通じないのでヤツらは放っておいて、キーワード検索でヒットしたブログにトラバ乱射している個人スパマーに対して「ルール」の言葉の重みが伝われば良いな、と。

分かりやすく言うと、眠い人に「皆さ~ん、トラックバックのマナーを守りましょうねー♪」と優しく語りかけても起きやしないから、「トラックバックのルールを死守しろゴルァ!守らんと射殺するぞ?」と丁寧に温かく弾を心を込めて伝えてあげれば寝た子も起きるでしょ。ってこと。

さて、ここからはココログスタッフさんにチョッチ反論です。

【リンクは絶対に必要なのか?】

トラックバックを送信する時、相手記事へのリンクは「必ず」必要ではないと思います。 リンクのない場合があっても良いハズです。

では、どのような場合があるか、

~ VANILLACHIPSさんより引用 ~

ツールの作者さんがツールのバージョンアップについて、ユーザーにトラックバックして一斉に連絡してくれたというのも、トラックバックのおもしろい使い方だと思います。

うん。 この場合、リンクは不要でしょう。 他に考えられるのは、

1.自分の記事からのトラックバック

2.(わざわざ修正したくない)過去記事からのトラックバック

3.既に何度もやりとりしていて気遣い無用の相手からのトラックバック

4.文才あふれ、読みごたえもあり、ためになる関連記事からのトラックバック

これらの場合のトラックバックなら、リンクがなくてもOKでしょう。 逆に、これら5つの条件に該当しない時は、リンクを張っておいたほうが無難ですね。 ココログスタッフさん、いかがですか?

私の反論おわり。

【ココログのルールに異議あり!の人達】

冒頭のココログマガジンの記事への反発もありました。

~ (( ことなりずむ ))さんより引用 ~

例えば、ある映画の感想を書いたとき、同じ映画の感想を書いている人たちへTBする。「こっちの感想も読んで~」みたいな感じ。あと、有名人Blogへのファンレター的なTB。

それは、読まれない or 無視されるパターンのトラックバックに成り下がる危険性があります。 他者の書いた映画の感想をホントに「読みたい」のであれば、Web検索すれば済むことだと思いませんか? 自分が(他人の記事を)読むだけなら、検索でヒットした記事を読んで、それで終わりです。 読了したハズなのに、トラックバックを送信してしまう心理――他人の記事にはあまり興味ないけど、自分の記事だけは読んで欲しい――こういう考えの人って多いですよね。(その気持ちは良く分かります。)

一度、この記事↓をジックリ読んでみることをオススメします。

TrackBackによってあなたの評価は上がってますか?(ARTIFACTさん)

~ ARTIFACT ―人工事実―さんより引用 ~

そういう訳で、ウチでは、Movable TypeのTIPS関連をのぞき、情報量があまりにも少ない記事からのTrackBackは削除してます。これは、そのサイトが「つまらない存在」として知られ、そのサイトの評価が下がるのを防いでいるともいえるのです。

「ハッ!」と気づかされる一文だと思います。 気軽にトラックバックを送信していた自分が恥ずかしくなり、以後、トラバ送信前に記事内容を何度も見直して、それでも自信がない場合は送らなくなりました。 当ブログが「つまらない存在」だと思われたくないから。

「評価」と「アクセス数」は必ずしも比例しないのです。

次の反論、というか提案。

~ ゆみしん徒然の書さんより引用 ~

一番良いのは自分の記事の欄外でもいいので自分が打ったトラックバック先一覧が表示できるようになればいいのであるが・・・。

リンクを貼る作業って、そんなに面倒なのかな? 記事を書く労力に比べたら、リンクを貼ることなんてコピペ程度の作業でしょ。 たいした手間はかからないと思いますよ。 そりゃ、100件も200件もトラックバックを送信するならリンク貼りも大変だろうけど、そんな大量に送ろうかという時点でスパム臭濃厚であり何かが間違っていると思うのであります。

という具合に、「トラックバックの自由な使い道が狭められるからイヤ」だとか、「トラバ送信先の記事へのリンクを(自エントリ内に)自動的に追記する機能を実装しろ」だとか、そういった異論反論,提案要求,拡大解釈,紆余曲折,我田引水がまかり通っているワケです。

トラックバック送信先の記事リスト自動作成について、システム側からの機能提供は不要だと私は考えます。 必要と判断したら、自分でURL一覧を記載しますので。 それに、そんな冗長な機能を用意したら、「リンクさえ張ればトラバ乱発していいんだろ?」とカンチガイしたスパマーどもを利することになってしまいます。 これ以上ヤツらを増長させたくないのです。

各社が様々なブログ・サービスを展開してる中で、ココログだけが「これがトラックバックのマナーだ!」と叫んでも全体への影響は薄いかもしれません。 それでも、ある程度の確立したルールを広めていくための定義づけ&動機づけとして、ココログ・スタッフルームからの啓蒙はとても意義があると思います。 トラックバックのマナーを考える問題提起としての意味もあります。

【突然ですが、質問です。】

ここで、唐突ではありますが、上で紹介したブログ管理人のお二方に質問させていただきます。

Kotonari様(ことなりずむ)、ゆみしん様(ゆみしん徒然の書)への質問

あなたはこれまで、ご自分の記事が(他人の記事内にて)リンクされ引用され言及されて、トラックバックを受信したことがありますか?
言及された記事内容への賛成/反対に関係なく、上記のようなカタチで紹介され意見された上でトラバを受けた経験がおありでしょうか?

私が伺いたいのは、今回の(当エントリからの)トラックバックを受けられた、あなたの感想です。

率直なご意見ご感想をお待ちしてます。

話を戻しましょう。

【リンクすりゃーいいってもんぢゃない】

先ほど、「リンクを張っておいたほうが無難」と書きました。

ただし、リンクがトラックバックの免罪符になるのもマズイです。 「リンクさえ張ってあれば、大量トラックバックを打っても構わない。」というのはダメでしょう。 リンクなしはマナー違反、リンクのみも違和感あり。 「ぢゃあ、どんなトラックバックだったらOKなの?」と思った方は大いに悩んでください、そして自分で考えましょう。

参考文献:
リンクしないでトラバする(むだづかいにっき♂さん)
続・リンクしないでトラバする(同上)
BLOG EXPO 2005 を振り返りました(同上)

トラックバックの利点をより良く活かせるブログ界になることを願いつつ。

続き:リンクのルール

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Comments

っていうか、この記事(含む前記事)くらい充実した内容なら、是非ともトラックバックが欲しいところ。

Posted by: えっけん | April 24, 2005 at 03:46 PM

えっけんさん

>是非ともトラックバックが欲しいところ。

いえ、リンクのみの紹介ですから。

Posted by: TAKO | April 24, 2005 at 05:52 PM

 はじめまして。ゆみしんと言います。
 今回私の記事を引用して下さいましてありがとうございます。
 早速ですが私への質問

>自分の記事が(他人の記事内にて)リンクされ引用され言及されて、トラックバックを受信したことがありますか?

 に対する回答ですが、今までこのような形のトラックバックの経験は一度だけですがあります。

 私は自分の記事が他のブログに引用してもらえるほどの内容ではないと自覚しています。もともとmixi日記として開設したので、個人的な思いを日記的に書いています。従いまして今回このような形で取り上げられたことは驚きと嬉しさが半分半分でした。

 引用部分についてはトラックバックスパム発信者にとっては美味しい機能であるとは思います。私にとってはあれば便利な機能だと思ったので、その思いを書きました。この意見についてはTAKO様のように反対の意見もあれば賛成の意見もありました。結局はトラックバックのルールがまだ浸透していないという1点に集約されるのでしょうが・・・。

Posted by: ゆみしん | April 25, 2005 at 09:56 PM

ゆみしんさん

はじめまして。 コメント、感謝します。

>一度だけですがあります。

その時も、やはり嬉しかったのではないでしょうか? 同意か反論か、どちらだったにせよ、自分の記事について言及されるのはワクワクすると思います。

>驚きと嬉しさが半分半分でした。

それは、良い意味でのサプライズだったものと(勝手に)解釈します。 実は、トラックバックを送った私もドキドキしてました。(笑)

>スパム発信者にとっては美味しい機能

便利なモノは悪用されやすいので、少しくらいの不便はガマンしましょうよ。 ←これが、私の意見です。

>結局はトラックバックのルールがまだ浸透していない

そうかもしれません。 でも、もしかしたら、多くのブログ管理人(初心者を除く)は、内心では「本来の使い方」を知っていて理屈では分かっているのに、ルールに従いたくなくてラクしてるだけなのでは?と、勘ぐってしまいます。

a.他人の記事をじっくり読んで、その内容に言及したエントリを書いてトラックバックする。

b.自分の記事を書いて、Web検索でヒットしたブログにかたっぱしからトラックバックする。

スローフードとファストフードの違い。 時間のかかるものよりも、速くて気軽にできるほうを好みがち。 他人の意見や感想にはあまり耳を貸さないけど、自己顕示欲だけは強いというか……。

でも私は、少し待たされるモスバーガーが好きです。 でわでわ。

Posted by: TAKO | April 26, 2005 at 12:50 PM

トラックバックありがとうございます。

質問について。
リンクされ言及されたことはありますが、引用されたことはありません。今回のトラックバックの感想は、最初嬉しかったけど、読んだら少しムカつきました(笑)

あの記事は、ココログの言うマナーが堅苦しかったことと、行方不明の女児を探してほしいとのトラックバックが流行していたのに疑問を感じたから書いたものです。簡単に言うと「明らかに相手の記事と異なる内容でスパムと見受けられるトラックバック以外は、あって良いと思います」(ここでのスパムとは迷惑メール等と同意)。

TAKOさんの意見はもっともだと思いますし、理想ですが、僕とは基本的な考え方が違うようですね。Blogやトラックバックの意味を、そこまで考えてはいません。トラックバックするのに、その意味を悩んで、他人の評価を気にして、記事を書いて(しかも長文)、、、ってしていたら、3日で書かなくなってしまいます。「つまらない存在」だと思う人は、思ってもらって結構(苦笑)。きっちりBlogやる人、軽くBlogやる人、いろいろあってイイんじゃん?楽に行こう!というスタンスです。

Posted by: kotonari | April 27, 2005 at 03:00 AM

kotonariさん

>読んだら少しムカつきました(笑)

申し訳ない。 おもいっきり批判してますから、ムカついて当然と思います。

>行方不明の女児を探してほしい

仙台の件ですね。 私もあの騒動の最中、リアルタイムにネットで眺めていて疑問を感じました。 リンクを貼って紹介するのは良いとしても、あのブログにトラックバックを打つ必要はないと思ったからです。 発信源のブログに対してトラバ送信するならまだしも、全く関係ないブログに打ちまくる人もいて「それは、やりすぎ。」と思い、あのお祭り騒ぎに参加した数千人のブロガー達は「ただ単にトラックバックを打ちたいだけぢゃないのか?」と、邪推してました。 「あのトラックバックは無意味でしょ?」と。 よかれと思ってやったコトが善意の押し売りになる典型。

その後、仙台市内で無事に保護されたというローカル・ニュースが全国放送で流れた背景には、ブログの影響が少なからずあったのかな?とも思いましたけど、彼女が「帰ろう。」と思った直接の要因は、「テレビで自分のことが取りあげられていたから。」だったそうです。

>TAKOさんの意見はもっともだと思いますし、理想ですが

その言葉が聞けただけで、私は「この記事を投稿して良かった。」と思いました。 その理由は、「ココログ・ルールには従えないけど、TAKOの言ってるトラバの理想的な使い方はいちおう分かったつもりだ。でも、オレは従わないよ。」というのが、妥協点(落としどころ)なのかな、と考えていたからです。

ココログ・ルールよりもさらに厳格な使い方(リンクだけならトラバしない原則)を目指す私と、ココログよりも少しゆるい使い方でもOKとされるkotonariさん。 お互いにポリシーがあれば、それで良いと思います。 「スパム的な無関係トラックバックはダメ。」という部分で意見の一致がありますし。

>「つまらない存在」だと思う人は、思ってもらって結構

そう思われてしまう可能性があることを自覚しないまま、気軽にトラバ送信してる人達が多いことに危機感を持っているのです。 このままだと、トラックバック送信規制が始まるかもしれません。(迷惑メールが規制されたように。) 普通に使ってる人達にまで不便を強いるような規制になって欲しくはないので。

>きっちりBlogやる人、軽くBlogやる人

そういうスタイルは全然構わないと思います。 1人のブログでも、重い記事や軽い内容のエントリが同列に並んでいるワケですから。

コメント、ありがとうございました。 でわでわ。

Posted by: TAKO | April 28, 2005 at 02:51 AM

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